東京の講座は、まるっと13年経って14年目。初期メンバーは、13年の歳を重ねているが、変わらず元気だ。また、顔ぶれはいれかわるが。年々洗練されていく構造動作トレーニングの良質な刺激の入力を受けて、身体が喜びを感じている。
7月の構造動作トレーニング・東京教室は、【技アリ企画】構造動作トレーニング1 「Takahiro ラボ」、【技アリ企画】構造動作トレーニング2 「指先から身体を整える ── 機能回復のための所有感覚メソッド 」、【技アリ企画】構造動作トレーニング3 「“超”スムーズな動きを作る 〜 股割り入門教室」、【技アリ企画】構造動作トレーニング4 「『骨盤おこしトレーニング』── 快適動作のための股関節回転講座」の4講座をおこなった

月刊ダンスビュウ8月号、中井理惠のアルーナス組のダンスを体現するために「重心移動に役立つための腕と手指!」、中井理惠先生からコラムの解説があった。上級者向けの手を合わせるときの皮膚の使い方から初歩的な重心移動について、腕の表現が動作に影響するということだった。
この日、シニアの方が参加されていた。いつもは日曜日の骨盤おこし講座に参加するのだが、その日は都合が悪くなったということで、はじめてのラボ体験をした。いつもは端の方で静かに講座を受講されているので、あまり話をしたことがなかったが、講座が始まる前に参加理由等詳しく話をうかがうことができた。そもそもの参加理由は膝が痛くて階段の登りが大変だったが、講座に参加するように楽になってきたとのこと。毎回、牧神の蹄に乗る様子を観てきて、足の血行が良くなってきた印象だった。そして、今、困っていくことは尋ねてみると、しゃがめないとのこと。読書が趣味で、自宅の書棚や図書館の書棚の下の本を取れないので、図書館では係りの人にお願いしているそうだ。深くしゃがむ動作は、加齢の問題だと思ってあきらめていた。また、退職をする前に健康診断で立位体前屈が硬くなっていたことが心残りだという。