2月の構造動作トレーニング・東京教室「骨盤おこしトレーニング」は、機能的姿勢を身に付けるための骨格位置、関節運動の方向、筋肉の作用を実習した。機能的肢位とは、その姿勢が頑丈、安定し、次の動作へすぐさま移動できる姿勢。
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今回は10年ぶりに参加のトレイルランナーがいた。当時は、彼が30歳、私が40歳。それから10年経って、私は当時よりも体が動きやすくなった。何歳になったとしても、体を見直すのは遅くない。生涯をかけて機能的肢位を身に付けたいものだ。
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骨盤おこしトレーニングを10年取り組んでいる女性が、骨盤底の筋肉が働いている感覚があったと喜んでいた。骨盤をおこす動作をしても個人差がある。はじめて参加された方は、ぜひ体の中の働きを感じられるようになるまで取り組んでほしいと思う。
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深部感覚ペアワークをおこなう際はルールを理解することが大切だ。相手のサポートを受け、自分の体の中に集中すること。これは、骨格の位置を体に定着させるために自らが体の内部の刺激を拾わなければならない。
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サポートは一定の圧、速度、牽引、そして、ゆっくり、静かにおこなうことが大切だ。
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骨がもっとも強度を発揮する位置を理解すること。姿勢の中で骨格の存在を実感したい。
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体を預けることは難しい。ついつい、手で押してしまう。サポートも深部感覚を理解するために必要な役割だ。
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同じサポートをしても、人によっては星空のようだと感覚を表現する。また、ある人は大海原のようだと感覚を表現する。私は、そのようなイメージ画像が浮かばない。それでも体の中のつながりは充実し、背筋がスッとし、ここちよい。人の手とは本当にありがたいものだ。
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