Quantcast
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

バランスはリズム、リズムはバランス???/動きのバランス感覚

動きのバランス感覚のつづきです。

一輪車に乗れる=バランス感覚がいいというわけではありません。それは、練習次第で誰でも乗れる、誰でもバランスが取れるようになる、ものですから、やればできる、やらなければできない、というだけのことです。

一輪車に乗れる、というのは、歩くことができる、ということに近いかもしれません。そして、一輪車で走る、踊ることが得意な人は一輪車競技選手になります。

ウィッキペディアによると、
国際一輪車競技大会(こくさいいちりんしゃきょうぎたいかい、UNICON)は、国際一輪車連盟(IUF)により1984年から隔年に開催されている世界選手権大会である。大会には芸術部門(グループ・ペア・個人競技)や、スピードを競う種目(100m・400m、10km、マラソンなど)及びバスケットボールやホッケーなどの種目がある。

陸上競技ですと、走る、跳ぶ、投げることが得意な人は陸上競技選手になります。この場合、歩くことができるか、ということはほぼ考えません。それは、あたりまえに歩くことができていると思っているからです。

しかし、筋力バランスと骨格バランスで説明したように一輪車同様、歩くことにもバランスの質の違いがあります。このバランスの質は競技動作の核にあたります。筋力バランスが原因(怪我やパフォーマンスの低下)でつまづかないために骨格バランスで快適に動きたいものです。そのためには、動きのためのバランス感覚を厚くすることが大切です。

バランスとは、リズムです。

それは、バランスをとるということがテンポとビートの組み合わせで成り立っているということです。体を細分化するとは、体の各器官を隅々まで機能する状態にするということだと思います。そして、バランス感覚とは、細分化された器官がビートに反応できる感覚だと考えています。ビートはテンポを刻むもの。より小刻みなビートを感知する感覚が鋭いほど、バランス感覚がよいといえます。

動きのためのバランス感覚は、骨格バランスとリズムを備えた感覚といえます。体を細分化するためにストレッチで筋肉をやわらかくしているスポーツ選手がいます。また、バランス感覚を養うためにバランスボールに乗って不安定の対応に慣れようとしているスポーツ選手がいます。しかし、このどちらも動きのためのバランス感覚にはつながりません。まず、普通に接地できる状態にすることが先決です。そして、充分な骨格の可動域を確保し、動き(重心移動)とともに細分化された器官がビートに反応できる感覚を養っていくのです。

スランプで悩んでいる暇はありません。やることはたくさんありますから、やるか、やらないか、どちらかしかないのです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

Trending Articles