先日、長年体の不調に悩まされている女性がみえました。病院では問題がないといわれ、整体を続けていますが、治らないそうです。私が気になったことは2点、骨盤が後傾していることと、接地が不安定なことです。
骨盤が後傾した状態は、ご存知のように骨盤内に内臓器が落ち込んでしまいます。これは体の中心で血液の循環を妨げてしまいますので、体温を下げてしまう原因になります。体は常に回復方向に進むのですが、体温が低下すると体の回復を鈍らせてしまい、いつまでも体の不調から抜け出せなくなってしまいます。骨盤を理解し、正しい姿勢と動作を見に付けることが大切です。

そして、骨盤だけでは正しい姿勢と動作を身に付けることができません。体の土台である足を健康にし、姿勢と動作の中に骨格を入れることが必要です。健康な足は、足の指先まで感覚と運動の循環が良好です。小指に意識が通らない、外反母趾、偏平足などは、足の感覚と運動の循環を良好にしなければ、接地が不安定なままで、正しい姿勢と動作を身に付けることができません。骨盤と足はセットで見直してみてはいかがでしょうか?
名古屋栄・中日文化センター7月期の「女性のための骨盤おこし講座」の申し込みがはじまりました。