Quantcast
Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

動きのキレを生み出すリズム:構造動作トレーニング

$
0
0

つづけて、構造動作トレーニングをやり込んでいる方向けの記事です。

円滑な動きを瞬発的な力に転換するトレーニングは、重心が移動する軌道を滑らかに描くことからスタートします。

このとき「いかにして体幹を運動方向へ移動させるか」ということが最難関です。「動きに乗せる⇒動きに乗る」ということができればよいのですが、構造動作トレーニングをやり込んでいても体幹の運動感覚まで届かせていない方が多いです。まず「体幹を動きに乗せる」ことに集中します。

つぎは、「動きに乗る」。
動きには、様々なリズム(テンポ、ビート)がありますから、まずロウギアを確かなものにしてから徐々にギアを上げていきます。ギアを上げていくと、加速感覚に偏って体幹が落ちてしまうことが多いので注意が必要です。その場合は、深部感覚のキープ力を高めるトレーニングがたりていません。

そして、いよいよ、「動きのキレ」にアプローチとなります。
ポイントは、動きのキレを生み出すリズム(テンポ、ビート)を探し出すことです。そして、動きのキレという瞬間は、小刻みに刻んだビートの1刻です。テンポアップからのビートの刻みに移行できない場合は、骨格筋の収縮率がたりません。柔軟性を備え、リズム感があるにもかかわらず動きにキレを生み出せないのはこのような理由です。

以上を踏まえ、バシバシ爽快なクリティカル音を連発してください。

さて、動きのキレをトレーニングするということは、各競技の技術・技(テクニック)を乗せる土台を訓練するということになりますが、技術・技(テクニック)そのものの訓練ではありません。トレーニングの意味をしっかり整理してください。

技(テクニック)も動きのキレも磨けば磨くほど冴えわたるものです。ところが、ピーク時をすぎた選手は「体力の衰え」「動きのキレがなくなった」などを感じます。技(テクニック)は職人技を備えているはずが、肝心の土台が危ういのです。技(テクニック)と動きのキレをバランスよくトレーニングできれば、それに越したことはないのですが、課題なのだと思います。

何事も一足飛びには叶いません。確実に段階を踏まえてステップアップしていきましょう!

構造動作トレーニング日程≫≫






Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

Trending Articles