運悪くアクシデントで怪我をし膝の内側側副靭帯損傷でリハビリ中。
早く競技に復帰したいと焦っている、なにかすぐに治癒する画期的な方法がないか、必死で探し求める人も少なくはない。受傷起点や症状の程度、膝の損傷も病名も実に様々で、当然、すぐに回復するものから、焦ったところですぐに回復が見込めないものまであるわけです。
遠方からリハビリの指導を受けにみえる方だと損傷の程度に関わらず道中の膝や脚への負担が心配です。それは、膝や脚に負担をかけないように歩いているつもりが、それほど負担を軽減できておらず、逆に衝撃をダメージとして体に蓄積するような歩き方をしている方が多いからです。
私はまず衝撃を緩和する接地を身に付けるためのリハビリメニューを組み立てます。ひざや脚を損傷する方は「競技以前に衝撃を緩和する接地が苦手」という傾向があります。これは競技の特性や様々な技術方法が重なった結果だと思いますが、怪我をする下地はできあがっていているわけです。ですから、怪我をしたのはアクシデントに合い運が悪かったのだといいきれないことも多々あるのです。
そのような下地があるので衝撃を緩和する接地を身に付けることも一筋縄ではいきません。しかし、動作の一歩一歩は衝撃になります。この衝撃を緩和するのか、ダメージになるかということは、再発を未然に防ぐためにもとても重要なことなのです。
ここからは、個人指導の復習です。
1.、圧を分散する接地で衝撃を緩和すること
2.、膝のブレーキを解除して動くこと
3.、機能を回復すべき筋肉は、しっかりと収縮率を高めること
4.、深部感覚が鈍い箇所は繰り返し刺激を入れて感覚として拾うこと
以上、ポイントだけですが、円滑な重心移動のメニューをこなせる状態づくりを心がけてください!