腱鞘炎や肩関節周囲炎を経験したことがある人は、首から肩、肘、手首、指先までのつながった症状を訴えることが多い。症状を訴える人に話を聞くと、その都度、病院で治療済み。しかし、首から手にかけて、鈍い違和感や鈍痛があるという。治療をしその時は症状が治まったものの、おそらく慢性痛に移行しているものと考える。
上肢の各関節の可動域、筋肉の作用などを確認すると、上肢のアライメントが崩れていて、関節や筋肉が上手く機能できない状態になっていることが多い。適切な施術と運動療法をおこない、上肢のアライメントを整え、関節や筋肉が機能する状態にすることが大切だ。