明日のウォーキング講座、残席が残り１席という連絡を受けた。緊急事態宣言の中、あらためて健康維持促進に努めている方が多いのだということを認識した。歩行動作については、様々な考え方や方法がある。私は臨床経験やトレッキングで実感している健康維持促進につながる歩行動作を追及していきたいと思っている。
さて、久しぶりに山友に出会った。年齢が８０歳を過ぎているので、「あんた、生きとったか！」とよくいわれるらしい。元気そうでよかったが、外出が減ったせいで、体重が増加し、ダイエット中なのだという。それでも、山飯はしっかり食べている（笑）。おそらく、運動量が減っていることが原因だと思うので山へ足を運ぶことが薬になりそうだ。山で出会うシニアの方たちは、足も頭も元気な人が多い。山の自然の刺激は人を活性化させる特効薬なのかもしれない。
私も山の自然の刺激が近くにあるおかげで、コンスタントに歩くことができている。シニアの皆さんが、餌場や巣箱を設置し、ヤマガラやホオジロが集まるようになった。もっと、いろいろな鳥がきていないか、気になって足を運ぶと往復１０㎞の道のりも足が軽い。
暦の上では、春になったが、まだ寒い。歩いているときは、よいのだが、知り合いにあって立ち話をしようものなら、すぐに身体が冷えてくる。自分のペースで歩くのなら、人気のない山道がいい。
人を気にしないで歩いていられるときは、どんどん集中が高まって自分の中に入っていく。おそらく動的な瞑想状態だと思う。そのような状態のときは、自分の動作や運動器の働きを感じることができ、動作改善のチャンスなのだ。チャンスをものにしていきたいと思う。
