7月の構造動作トレーニング・東京教室 「『骨盤おこしトレーニング』── 快適動作のための股関節回転講座」は、骨盤をおこすために必要な骨指標の確認、上肢の運動方向、全身のまとまりについて実習した。
講座が始まる前に、中島章夫先生から膝痛があり、また呼吸器が弱くマスクを着用できない参加者があるので、端の方で受講してもらいます、との話があった。その方には、いすに座って牧神の蹄をやってもらっていたが、下肢のアライメントが気になったので、少しアライメントを調整してみると、膝が痛がくないとのことだったので、無理なく受講できてよかった。

骨盤をおこした位置は、恥骨結節、坐骨結節から成るトライアングルベースを座面にし、坐骨結節が後方で確認できる。この位置が、股関節の自由度の高まる位置になる。股関節の位置は、大腿骨の大転子を指標にする。大腿骨の大転子を確認しようとしても骨に雑味が乗っていてクリアに触れる人が少ない。これは、股関節をコントロールできるようになると、クリアになるので、大転子の確認は股関節の状態を把握することにもなる。
