Quantcast
Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

快適動作のための骨盤おこし

$
0
0
7月の構造動作トレーニング・東京教室 「『骨盤おこしトレーニング』── 快適動作のための股関節回転講座」は、骨盤をおこすために必要な骨指標の確認、上肢の運動方向、全身のまとまりについて実習した。
 
講座が始まる前に、中島章夫先生から膝痛があり、また呼吸器が弱くマスクを着用できない参加者があるので、端の方で受講してもらいます、との話があった。その方には、いすに座って牧神の蹄をやってもらっていたが、下肢のアライメントが気になったので、少しアライメントを調整してみると、膝が痛がくないとのことだったので、無理なく受講できてよかった。
 
 
骨盤をおこした位置は、恥骨結節、坐骨結節から成るトライアングルベースを座面にし、坐骨結節が後方で確認できる。この位置が、股関節の自由度の高まる位置になる。股関節の位置は、大腿骨の大転子を指標にする。大腿骨の大転子を確認しようとしても骨に雑味が乗っていてクリアに触れる人が少ない。これは、股関節をコントロールできるようになると、クリアになるので、大転子の確認は股関節の状態を把握することにもなる。
 
 
手指をコントロールすることは思っている以上にできない、指を曲げる、指をそろえる、ということが難しいのだ。普段の動作では、間に合い、手指を正しく使わなければいけないことはほぼないので、思いもよらない。手指末端から手指関節、手根関節、橈骨手根関節、橈尺関節、腕橈関節、肩甲上腕関節、肩鎖関節、胸鎖関節、など、上肢の関節運動の正しい方向を身に付けたい。
 
 
巻肩、いかり型、肩関節周辺の筋肉が発達している場合など、上肢を細分化して動かすことが難しい。手指末端から、関節運動、筋肉の作用など、上肢の構造、仕組みを見直すことが大切だ。
 
 
下肢骨を構成する骨は、寛骨、大腿骨、下腿骨、足骨。骨盤を構成する骨は、寛骨、仙骨、尾骨。腸骨稜、上前腸骨棘、上後腸骨棘を指標にして、下肢の安定を実感し、体幹、頭蓋骨を無理なく収める。
 
 
全身のありようと向き合い、上肢、下肢、骨盤、体幹、頭蓋骨のつながり、まとまり、を身体に見出し、重心移動を円滑におこなう。
 
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1811

Trending Articles