今朝は小学生の男の子が来院しました。彼はよし子が個人指導をしているIさんの息子さんなのですが、一か月前から踵が痛いということです。週に1回バレーボールの練習していて、最近は練習後に踵の痛みがあります。痛みのある箇所を確認してみると、踵に付着する足底の筋肉がピーンと張っていて足底筋膜炎に近い状態でした。
バレーボールの動作を確認してみるとアタック、トスの動作は問題ないのですが、レシーブ動作で接地の不安定さが確認できました。徒手検査をして簡単な調整をすると、ピーンと張っていた足底の筋肉が抜けました。踵が痛くなる原因は、運動をするときの接地ですが、どうしてそのような接地になるのかというと、足の感覚低下、勉強をするときの姿勢の癖などが重なって、接地が不安定になるような動作の癖をつくっているからです。足底筋膜炎の状態は、足の筋肉をやわらかくして、各関節をほぐすために、マッサージやストレッチをしてしまいがちですが、そのアプローチをしてしまうと逆に回復を遅らせてしまうタイプの故障でした。
普段の姿勢はお腹の中の腸をペチャンコに潰すような癖がついています。そのせいだと思いますが、お通じは毎朝ないということです。また、小学生の低学年のときは足が速かったそうですが、高学年になるにつれて足が遅くなったそうです。これは、お腹をペチャンコに潰す姿勢が、同時に股関節(ヒップジョイント)を潰す姿勢になっていることが考えられます。