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Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
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疲労骨折や体の不調から回復するための機能的な体づくりサロン

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昨夜は強風豪雨で天候が大荒れ、今朝はカラッと快晴になりました。今日は第1回目、機能的な体づくりサロンのスタートです!
 
 
サロンのスケジュールは、9:00~  足指・足関節の感覚と運動の循環を良好にする、10:00~  深部感覚ペアワーク(体の中から姿勢をつくる) で機能的な体づくりを実習しました。
 
 
先日、運動後に踵が痛くなる(足底筋膜炎)ということで治療院に来院した小学生の男の子は、真面目に足の感覚トレーニングに取り組んでいたようで、もう痛みはないとのこと、足底の筋肉のピーンとした張りがなくやわらかい足になっていました。
 
 
足の感覚トレーニングは、牧神の蹄を4個使います。足の感覚が低下している方は、ブロックに上手く足をフィットさせることができず苦戦していました。意識が通る足の指、意識が通らない足の指、個人差があります。指先の感覚は路面の情報を脳に伝える重要なセンサーであるとともに、自分の体の重心位置を知るための指標にもなります、意識が通らない指は感覚をしっかり目覚めさせていきます。
 
 
足首の動きは皆さん癖があり、個人差があります。足首、膝、股関節の運動軸がズレていると、骨、靭帯、関節、筋肉に負荷がかかり故障の原因になります。足首の動き(距腿関節)と筋肉の作用を理解して足首の正しい運動方向を探っていきます。マラソンで足の骨を疲労骨折された方の足がむくみやすい状態になっていました。股関節をチェックしてみると、意識が通らない指、運動軸のズレが確認できました。なかなか、自分では気づくことは出来ませんが、最低限の体のバランスを管理できるように機能的な体づくりをしていくことは大切だと思います。
 
 
足の感覚と運動の循環を良好にして、体の土台が安定してから、深部感覚のペアワークを実習しました。
 
 
骨で立つ、ということがいわれますが、骨を意識して立つことができる方は少ないと思います。具体的な骨の形状を理解し、力学的に最も強度を発揮する骨の位置を体で覚えていきます。
 
 
踵骨、距骨、脛骨、腓骨を立てて、下腿を安定させます。
 
 
下腿の上に大腿骨を立てて、大腿を安定させます。
 
 
大腿の上に骨盤を立てて、下肢の上に胸郭を立てていきます。猫背姿勢の方は、肩甲骨が上がって、胸郭と骨盤の運動軸がズレている傾向にあります。正しく肩甲骨の位置を収めて体幹をまとめることが大切だと思います。
 

仕上げは、頭の位置を体幹の上に立てます。深部感覚のペアワークが理解できるようになると、骨で立つという感覚が理解できるようになります。姿勢を保持するには最小限の筋肉しか必要ないということも理解できるようになります。長距離を走って疲れやすかったり、筋肉や関節が痛くなる場合は、姿勢を保持するのに必要以上の筋力を使ってしまっていることが考えられます。深部感覚のペアワークで繰り返し良い感覚を重ね、快適な動作ができる機能的な体を身に付けたいですね。
 
 
サロン終了後は、治療院に戻り理学療法士のランナーの方と談笑しながらお茶を楽しみました。参加された皆さま遠方より足をお運びくださりありがとうございました!
 
 
 

 


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