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Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
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足のMP関節と立方骨をとらえて体の土台をつくる

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10月の構造動作トレーニング・東京教室は、所有感覚(深部感覚)、股割り、takahiroラボ、構造動作トレーニング入門の順で実習をしました。今回は、いつも、夜の時間帯におこなう股割りトレーニングを夕方の時間帯に行いました。夜に参加できずにいた方たちには、ようやく参加できました、と喜んでいただいたようです。構造動作トレーニングは、足の土台を安定させ、姿勢の中に骨格を入れて、体の運動と感覚の循環を良好にします。
 
講座に参加している猫派さんが「私はニワトリ」という記事を書いていました。これは、足関節の背屈が不足している状態で動作をおこなっている足を私がニワトリに例えました。
 
 
足関節の背屈の不足を解消するためには、普段おこなっている牧神の蹄トレーニングを丁寧におこなうことを心がけることが大切です。まず、前方ブロックはMP関節、後方のブロックは立方骨を接触することが重要ポイントです。牧神の蹄をつかんで歩きたい、という気持ちは理解できます。しかし、足関節の背屈が不足しているとニワトリみたいな歩き方になってしまいます。中足骨、足根骨、脛骨・腓骨のつながりを身に付けて背屈の不足を解消することが必要です。
 
 
足の指の感覚が薄い場合は、足とブロックの接触ポイントがずれてしまいがちです。足が適切にブロックと接触している場合は、足のMP関節が綺麗にでるはずです。MP関節と立方骨を確実にとらえることが大切です。
 
 
つづいて、足の末節骨はブロックの縁をとらえます。遠位趾節間関節の屈曲ができていないことが多いので、小指と薬指の末節骨が縁をとらえているか、要チェックです。
 
 
牧神の蹄を使って足の巧緻性をトレーニングする場合は、足の小指と薬指からブロックに足をあわせて、積み、降ろしをおこないます。使い慣れた親指や人差し指を使ってしまう場合は、力任せにブロックをつかむ運動になりがちなので、足をブロックに合わせる感覚を身に付けることが必要です。
 
 
足の指の運動と足関節の運動を連動して、足の背屈の不足を解消します。爪先立ちをする場合は、足の指の捉えが必要です。足の指とは末節骨です。そして、指の関節の運動方向と足関節の運動方向をそろえて、爪先立ちができるようにします。
 
 
感覚と運動の循環が良好な足の状態で履物を履きこなすことができていたら、足はやわらかく綺麗な状態を保つことができます。外反母趾や魚の目、タコ、踵のガサガサなどは、足の感覚と運動の循環が良好でないサインです。正しいトレーニングを心がけてください。
 
 

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