12月の構造動作トレーニング・東京教室「股割りトレーニング」は、開脚前屈の身体操作で使う筋肉について実習しました。まずは、関節と筋肉を正しく理解することが必要です。
- 関節を伸展する
- 筋肉をストレッチする
【関節を伸展する】
関節を伸展する筋肉が収縮します。
【筋肉をストレッチする】
筋肉を伸張させます。
この違いを理解して、開脚前屈の身体操作をおこなっていきます。開脚の身体操作に作用する筋肉は、股関節の外転筋と外旋筋です。決して、内転筋群をストレッチすることではありません。特にスポーツ選手はパフォーマンスの低下につながるおそれがあるので正しい理解が必要です。
股関節の外転筋と外旋筋が作用していることを確認するには、開脚をしてお尻を浮かせます。開脚はつま先を立て、膝蓋骨(お皿)が真上を向いている状態でおこないます。
そして、股関節の外転筋と外旋筋が作用している状態で、つま先を立て、膝蓋骨(お皿)が真上を向いている状態をキープして重心を前方へ移動します。開脚前屈の身体操作は、恥骨、下腹、お臍の順で床に接触します。
開脚前屈の身体操作で外転筋と外旋筋を作用させるためには、筋肉の起始停止部を正しく配列しなければ筋肉が上手く収縮できません。筋肉の起始停止部を配列する骨格位置を理解し、重心移動を円滑におこなえる関節運動の方向に身体操作を駆使して身に付けていきます。
【初公開】スプリッツ