今朝は雲一つない青空、温かい日になりました。桑名駅近くのホテルに宿泊した東京教室の参加者が朝一で2日目の個人指導に来院されました。昨夜は、胃腸を休め、ゆっくり療養できたのか、肌の張りと顔つやが良い印象でした。誰でも一日通常の生活を過ごせば、体の偏り、歪み、捻じれが生じます。そのことに気づかぬまま、生活を続ければ、当然、体の形が変化し、不具合の原因になります。まずは、自分の体の状態を把握することが大切です。私は徒手検査法を可能な限り丁寧におこなうように心がけています。それは、背骨の変位、運動軸のズレ、関節運動の反れ、筋作用の有無などの細かな状態までを可能なかぎり、本人が自覚してほしいからです。定期的に来院されている方は、それを自覚できる感覚が芽生えるようです。そうなることで、自分で体の偏り、歪み、捻じれを修正でき、健康的な体を管理できるのだと思います。

今回は椅子に座る、座位姿勢を見直しました。普段、当たり前にしている座る姿勢ですが、この姿勢に何をどこまで求めるのか、ということが大切です。私が指導している座位姿勢は、機能的な座位姿勢です。機能的な座位姿勢を身に付けるのは容易でありません。それは骨格の配列、関節運動の方向、筋肉の作用、これらが統合する座位姿勢だからです。ですから、指導を受けただけでは身に付きません、なので、普段から繰り返し座り、神経系統の統合を目指さなければなりません。身に付くまでには、方向がズレることがありますので、また修正が必要でしょう。これは姿勢の中身をトレーニングすることですので、運動と感覚の循環が良好になり、見た目に綺麗で動作しやすく健康的な姿勢だと思います。ぜひ、機能的な座位姿勢を身に付けるまでやりきってください!

座り方