いかにすれば、最も効果的に股関節の動きを滑らかにできるのか?
私の股関節の実践研究は、かれこれ21年になります。最近は点と点が繋がるような感じで、とても興味深く、楽しいトレーニングの日々を過ごさせていただいております。
さて、背骨の正常な可動域を保持することは、快適に動作をするうえでとても重要です。スポーツ動作においても体の中心である脊柱が正常に可動することで、パフォーマンスの向上につながります。ターン、スイングなどの、回旋運動においても脊柱の回旋可動域を保持することが必要です。久しぶりに趣味のゴルフ、テニス、野球などのスイング動作をしたときに脇腹を痛めた、その原因に脊柱の可動域不足が考えられます。背骨は健康にとっても大切です!
実は、股関節の動きを滑らかにするためには、脊柱が正常に可動しなければなりません。ウォーキングやランニングでも脊柱に異常があると、腕の振り方や脚の回転に偏りが生じ、故障やパフォーマンス低下の原因になります。これは、四肢と体幹が連動することで、滑らかな動作が実現しますから、その中心軸になる脊柱が肝心なのです。
股関節の動きを滑らかにするには、脊柱を中心軸として体幹を保持します。股割りトレーニングでも、体幹保持は重要課題ですが、体幹の骨格配列を身に付けるまでが苦労します。なぜなら、骨格配列とは、頭蓋骨、胸郭、骨盤、脊柱の位置関係であり、骨は筋肉の付着部だからです。配列が整っていれば、体をやわらかく動作を滑らかにおこなえる状態にしますが、配列次第で逆に体がガチガチに固まり動作をぎこちない状態にもしてしまうのです。
まずは、視線、体幹のキープを心がけることが大切です。
【体幹360度回旋】背骨を動作の中心軸にする施術とトレーニング