今月はいつもと異なり、今度の日曜日に名古屋・構造動作研究会の勉強会がある。
昨夜は資料作成のためにパワーポイントと格闘した。
ハムテンション( hamstring - tension)の図版が上手くいかない...。
骨格筋は収縮して力を発揮する。
その他にテンションを保って動きを支える役割のものがある。
舟の帆を張る、テントを張る、のようにヒトの動きを張って支えるのがハムテンションだ。
これは、坐骨結節に付着するハムストリングスが動きの中でどうあるべきなのか?
ということ。
▲骨格筋の形と触察法(大峰閣) 著:河上敬介、磯貝薫
ハムテンション( hamstring - tension)は、動きのキレを向上させるためのトレーニングに欠かせない。トレーニングは自らの動きによって生じる内部の刺激を感知する感覚を厚く、研ぎ澄ませて、動きにキレを与える。優れた体のコントロールは、自分の体を絶対的に所有している者のみ可能なのだ。
とはいえ、股関節の深部感覚(固有感覚)がかなり鈍っているので、まずは自分の股関節を所有して、それからコントロールの訓練になる。
さて、今夜は股割り練習会がある。
股割りは、股関節の深部感覚(固有感覚)をよみがえらせるのに適したトレーニングだ。今回も初めての女性が参加されるので股割りレクチャーからスタート。私はトレーニングで何をするのか?という理解を大切にしている。股割りにチャレンジする皆さんの目的は様々。股関節を動かすということが、トレーニングの理解なしで発展することはまずない。はじまりは、意気揚々と股割りにチャレンジされる方が多いのだが、それっきりの方も多い。
私は、人には自己を求めるタイミングがあると思っているので他者の理解に深追いする気はない。講師の指導力といえば、その点ではダメな指導者といえるだろう。しかし、股割りチャレンジャーとしては常に皆の先頭に立って参加者を引っぱって行くように心がけている。だから、私のことは指導者というよりも股割りチャレンジの先輩くらいに考えてもらうと丁度いいのかもしれない。
参加者の皆さま、こんやもよろしくおねがいします!