先日、腹圧をかけたときの腹側と背側の筋肉の活動を筋電図で計測した。簡単な計測であったが予想通りの結果。それとは別に思わぬ発見があった。
最大筋力をみるために意識的に腹筋や背筋を収縮。
仰臥位:安静
立位:骨盤前傾~後傾
座位:骨盤前傾~後傾
それぞれの姿位で腹側と背側の筋肉の活動を確認した。

腹圧を上げる・・・、背側の筋肉を収縮することで腹側の筋が伸張され内圧が高まる。腹圧を上げれない(腹圧がかからない)というのは、背側の筋肉を収縮させることができないといえる。
計測時に最大筋力の確認のため意識的に特定の筋肉を収縮させた。しかし意識的な筋肉の収縮ではたいして変化をみられななかった、それよりも、体位を変換したり、咳をしたり、無意識に活動しているときの筋肉の収縮は強力だった。
仰臥位で安静をこころみたが、枕の高さで腹側の筋の活動がずいぶん変化したのには驚いた。私の場合は、高い枕だと安静を保つことができない、枕なしか座布団分くらいの高さがベスト。
やはり、それぞれの筋肉がもっとも活動しやすいポジション(骨格位置、姿勢)を身につけることが重要だと思った。

腹圧がかけれない、腹圧がよくわからない場合は、無意識に腹側の筋肉を収縮させていることが予想できる。しかも、それはかなり強力に・・・。お腹がかたい、四つ這い位でお腹を重力に任せることができない、ということにつながる。
お腹はやわらかく、十分な腹圧を保持して股関節運動を滑らかにおこないたい!