またわり練習会では、牧神の蹄(足指トレーニングブロック)を使って足指から股関節の動きを調整する。牧神の蹄に乗る、積む、降ろす、そして、ひづめタワーに積み上げる。ひづめタワーは足の巧緻性が必要。最後にひづめタワーの蹄をひとつひとつ降ろしていく。そのとき、集中が途切れると崩れてしまうのだ。足指から股関節の角度と力の加減が重要。
はじめて、またわり練習会に参加される方は、足指が股関節の動きを滑らかにするのに欠かせないものだと実感がない。股割り動作のトレーニングで少しずつ股関節の感覚が目覚めていく過程ではじめて気づくこと。はじめは半信半疑だが、足指と股関節のつながりを実感できたときの経験は身体を大きく活性化させる原動力になる。
そして、手指から胸鎖関節をつなげる。さらに四肢と体幹をまとめ上げる。

股割りは、最小最短の『型』。あたまのてっぺんから指先までを集中して、股関節の屈曲、外転、外旋運動をおこなうのだ。

絶賛発売中! 【新刊情報】中村考宏 著『指先から身体を整える: 機能回復のための所有感覚メソッド』筋力も体力も関係ない。「末端」の感覚を高めれば身体は甦る。身体各部の骨格ポジションを整え、全身がつながりを取り戻すことで回復力の高い身体を手に入れる方法。