山で知り合ったシニアの方たちと話をしていると足や膝が痛いという話題になることが多い。山が好き、健康のために歩いているのに、足や膝が痛くて歩けなくなってしまうことが心配になる。
衝撃をやわらげるために高機能シューズを購入していたり、痛む膝をサポーターで保護していたり、医療機関で治療を受けながら様子をみて歩いているという。
話の流れで、歩き方について相談を受けたので数名で一緒に歩いてみた。それぞれに個性的な歩き方で、アスファルトを歩くと膝が痛くなる、歩いていると前屈みになって腰が曲がってしまう、一様に下り坂の歩き方が苦手なようだ。実際に一緒に歩いてみるとそれぞれの問題にきづく。
歩くときの姿勢、衝撃をやわらげるための接地の方法、山側の足のアウトエッジのかけ方など、技術的に身につけたいことはあるが、それよりもまず、足の機能状態を良好にする必要がある。広い面で接地をしたくとも、足指で地面をとらえることができなければ、衝撃をやわらげることができず、身体にダメージをうけてしまう。このような状態で、技術的な方法を身につけることは難しい。
まずは、確実に広い面で接地できるようにすること、自分のレベルに応じたコースやペースで歩くことが大切です。
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