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膝痛を改善し、脚の使い方を修正する

久しぶりの雨。連日続いた夏日の疲れを癒すのに丁度よい休息日。山では蝉が鳴きはじめていた。梅雨入りもまだだというのに早すぎる夏。急に暑くなりすぎて体調を崩している人が多いのではないだろうか。

私は身体の調子は良いとはいえ、細かな個所の変化が気になっていたので、久しぶりに身体のメンテナンスをおこなった。先日、2回目のロングトレイルをクリアしたが、疲労を残さないという目的では失敗だった。足運びのテンポを崩し余分な筋力を使ってしまったが、それでも筋肉痛が残ることはなかった。しかし、脚を細かくチェックしてみると筋肉や腱の間に老廃物が残っている。下半身を重点に老廃物の処理をし、股割りで筋肉の起始停止を整え、筋肉を収縮させてメンテ終了。

ランニングや山歩きで脚に疲労を残すことがある。これは脚の使い過ぎで疲労することもあるが、脚の使い方が原因になっていることが多い。脚の使い方を修正するためには、まず脚の機能状態を良好にすること。例えば、足の指の機能が低下すると足がずば抜けて速い人でも疲労しやすくなる。

また、疲労を残したままにしておくと膝痛、シンスプリント、足底筋膜炎などのトラブルを起こしやすくなる。例えば、筋肉や腱に老廃物が残ったままでは、正常に筋肉が作用しない。不完全な筋肉状態の足運びで行うランニングや山歩きは身体に負担となる。達成感を得たいがために、身体に負担をかけていることを忘れてはならない、無理は禁物だ。

脚の使い方はロウギアランニングで修正する。足運びの修正点を探り、質の良い接地を心がける。下肢の筋肉のつながりが薄い場合は足指から股関節をつなげるトレーニングを個別に行う。すでにトラブルを起こしている場合は、すみやかに改善し、機能回復、使い方の修正をじっくりおこなうことが大切だ。
 
 

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