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Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
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感覚をトレーニングする足指スクワット

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足指トレーニング会のこと。
 
人が快適に動作をおこなうためには、接地が安定していることが大切だ。接地が安定している状態というのは、足裏全体で常に広い面が地面に接触している状態。足裏全体というのは、5本の足の指先を含めた足裏の面。
 
足裏全体で接地して動作をおこなっていると思っている人でも足の指が抜けていることが多い。実際に立つ、座る動作を2~3秒間隔でおこなってみると、足の小指が浮いたり、接地がぐらついたり、接地を保持できない。足の指が使えないのだ。
 
足の指が使えないと、足指の筋力低下をイメージしがち。筋力低下を回復するには、筋肉の起始停止部を整えて、関節の正しい方向に可動訓練をおこなうのが鉄則。しかし、筋肉を収縮することで足指が使えるようになると勘違いして、その力感をもちながらトレーニングしている人も少なくない。確かに力感があると、トレーニングをやっている感覚に陥るが、実際には足指に力みを作り固めているだけだ。実際の動作につながっておらず、接地はいつまでたっても不安定なまま。快適な動作には至らず、疲れやすく、筋肉や関節の節々に負担をかけて不調から脱出できないでいる。まずは、足指の深部感覚をトレーニングすることが重要だ。牧神の蹄を使った感覚トレーニングがわかりやすいので、ブロックの形に足指をあわせることからはじめてみるとよい。
 
 
足指と股関節のつながりを意識してトレーニングをすることが重要。足指が使えないと股関節の実感が薄い。股関節の実感がない場合は、大腿骨大転子を指標にすること。牧神の蹄を使うときも股関節の外旋を意識するとよい。
 
 
動作をおこなう際は、足裏全体の接地を保持して股関節を滑らかに動かすこと。スクワット動作などで、太ももの筋肉が張ってしまう場合は、安定した接地ができていないと考える。スクワット動作は、太ももの筋肉に力みなくおこなえるようにすること。できない動作は、深部感覚のトレーニングからはじめるとよい。
 
 
 
 
 
 
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