友達と仲よく遊びましょう!
子供たちとゲームで遊んでみて、私の子供の時とはずいぶん環境が変わったことに気づく。お母さんたちの間でもゲームを持っている子と持ってない子が一緒に遊ぶときには、気を使っているようだ。
昔ならゲームを持ってないお友達に貸してあげて仲よく遊びなさい。といえばよかったのだが、今のゲーム機はもっと高価なものになっていて、自分のデーターが蓄積されているものなので、それも言えない状況になっている。今のゲームをやったことがない親御さんだと想像しにくいと思うが、自分のスマホを友達に貸してあげることに似ていると思う。
私も自分のデーターが蓄積された3DSゲームを持ってない子に貸したことがあるのだが、ゲームに慣れていないので扱いが雑に感じたり、ヒヤ、ヒヤしていた。増してや、物を丁寧に扱える子とだとしても、子供に買ったばかりのゲーム機をお友達に貸してあげて仲よく遊びなさいと、私は言えない。
先日もゲームをする目的で集まったメンバーの中にゲーム機を持っていない子がいたために、調子があわず、うちの子が嫌な思いをしたらしい。ゲーム機を与える、与えないなど家庭の諸事情がある。しかし、子供たちの事情は私たちの頃とはずいぶん変わっているのだ。
さらに、3DSゲームはインターネット通信ができるようになっている。私もどのようなものなのか妖怪ウォッチバスターズで遠くの人と通信してみたことがある。これは、インターネットを利用して知らない人たちとゲームをするのだ。簡単なチャットが用意されており、「よろしく!」「おつかれさま!」などの定型文を利用して意思疎通を図ることができる。子供のゲームなのだが、実際にはマニア、大人が結構やっている。
はじめのころは、他人のチームに入るのにかなり勇気がいった。それは、私がインターネットというものを知っているからで、いっそそれを知らない子供なら遠くにいる他人の感覚はなく、目の前のゲーム機とかわらない感覚で気軽かもしれない。そして、勇気を出して他人のチームに入ると何故か入れない。それがなぜかは後から知るのだが、要はレベル、ランク、装備が弱すぎてチームから蹴り出されていたのだ。ですから、そのことを知ってからは、いくら会ったこともない他人だとしても蹴り出されるのはかなり応えました。
うちの子は私がいるときにだけインターネット通信をしましたが、遠くにいる他人の感覚が薄いのでしょう、通信がつながっているにもかかわらずよそ事をしながら、足を引っ張り、迷惑をかけているので、インターネット制限をしました。それから、私もオンラインではやっていません。しかし、今の時代、インターネットを扱えないと困りますから、徐々に慣れていく必要はあると思います。
とはいえ、インターネットはどんどん進化していきますから、私もよくわからないことが多いし、失敗することがあります。他人とつながるのには、SNSなどとても便利な反面、使い方を間違えると失敗します。毎日のように、営業や広告などのメールがバンバン送られてきます。SNSでもそれらのつながりを要求されます。不要なものは削除、ブロックなどの機能が有りますからボタンひとつでそれらの関係性を断つことができます。しかし、逆にいえば関係性の濃度に関係なく断ち切ることができてしまう。たとえば、知らない人でも知っている人でも削除、ブロックすれば、同じように自分の目の前から消えてしまいます。
人とコミュニケーションをとるときに短い文章は誤解につながりやすい。私も短い文章のやり取りで失敗したことがありますので、子供のゲームは簡単な定型文をチャットに用意しておくというのは間違いなくいいことだと思います。しかし、SNSなどでいざ関係がこじれてしまうと、いとも簡単に濃度に関係なく終わらせることができる。ゲームでさえ知らない人に蹴られるのが応えるわけですから、知り合いに目の前で抹消されるのは、自分の存在を消される思いがして心が折れました。
子供たちも失敗を経験して覚えていくのでしょうが、インターネットの最低限のルールを知った上でゲームやSNSをやってほしいと思います。やはり、一番いいのは実際に相手の顔をみながらリアルなコミュニケーションです。それでも失敗するわけですから、インターネットはもっとむずかしいのではないでしょうか。
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インターネット環境、3DSゲーム「月兎組」、SNSの残酷さ
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