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Channel: 股関節が硬い 徹底究明!中村考宏の超スムーズ股関節回転講座
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股関節のフル可動域をコントロールできるようにするためには?

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股関節の運動に作用する筋肉が正常に働いていると、股関節のフル可動域をコントロールすることができる。しかし、普段の生活は股関節のフル可動域をコントロールしなくてもある程度の可動域で事足りてしまうから、股関節の可動域が狭くなっていることに気づかない。何かのきっかけで狭くなってしまった股関節の可動域は、股関節の運動に作用する筋肉を正常に働く状態を獲得していかなければ、股関節のフル可動域をコントロールすることができるようにならない。
 
 
股関節の可動域が狭くなっている状態では、各関節の可動域も狭くなっている傾向にある。股関節の可動域を拡大していくためには、各関節の可動域も拡大していかなければならない。そうすると股関節の運動に作用する筋肉を正常に働く状態にしていくということは、身体全体の運動に作用する筋肉を正常に働く状態にしていかなければならないということになる。
 
 
すべての筋肉を正常に働く状態にすることが、現実的に可能なのか、まだやり遂げた人を知らないので、わからないが、身体の何割かの筋肉が正常に働く状態になることで、股関節をコントロールできる可動域が拡大し、動作の質が格段にアップすることを実感している。
 
 
個人指導で徒手検査をもちいて身体の状態を確認するが、関節や筋肉の状態は個人差があり、同じ状態がひとつとしてない。これは、姿勢、身体の使い方、癖、故障、思考など、様々な要素が重なって今の身体の状態を形成しているからだ。
 
 
各関節の運動に作用する筋肉が正常に働くためには、起始停止部の骨が正しく配列されていること、そして関節の運動方向が正しい軌道にあることが必要である。筋トレをして関節の可動域が狭くなってしまうのは、筋肉の起始停止部の骨の配列がそろっていない、関節運動の方向がそれている、などが考えられる。本来各関節の運動に作用する筋肉が正常に働く状態でトレーニングできれば、関節可動域は格段にアップするはずである。
 
 
いろいろな人の股割りトレーニングをみていると、ストレッチ動作が入る人が多い。これは筋肉を伸ばそうとしたり、力を抜いたりする動作だ。本来筋肉は収縮をして関節を動かすもの。股割りトレーニングで誤ってストレッチ動作を入れてしまうと、各関節の運動に作用する筋肉を正常に働く状態にすることができないので注意が必要だ。
 
 
股割りトレーニングは、コントロールできる股関節の可動域を拡大することが大切だ。
 
 
 
 

 


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