6月の構造動作トレーニング・東京教室「Takahiroラボ」は、内臓と骨盤の位置を整える方法を実習した。はじまりはダンスジャルダンの中井理惠先生にダンスビュウ7号のコラム「力を抜く」の解説をしていただいた。様々な競技でリラックス、力を抜いて動作をすることがパフォーマンスアップにつながるといわれる。しかし、リラックスできる選手がいる一方で、上手く力が抜けない選手も多い。これは姿勢の中に骨格の感覚が備わっていないため、筋肉をゆるめても体を支えることができないので、骨格ではなく筋肉で姿勢を保持してしまうと考えられる。骨で立つといわれるが、イメージではなく、具体的な骨の強度に実感を得て、姿勢の中に骨格の感覚を芽生えさせることが大切だ。
![]()
つづいて、骨格の感覚を実感する、ということで「骨盤おこし」に注目してみた。これも骨盤の感覚がわかる人がいる一方で、よくわからない人が多い。これは、骨盤後傾の姿勢と関係が深い。骨盤が中間位にあれば内臓のスペースを確保できるが、骨盤が後傾した位置では内臓のスペースが確保できず小骨盤に落ち込んでしまう。骨盤の感覚がわからないという人は骨盤だけでなく内臓の位置関係をも崩している傾向にある。
![]()
内臓については、腸洗浄で宿便を排出する、断食で腸の疲労を回復する、などの方法があるけれど、内臓の器となる骨盤が後傾していては、根本的な解決にならないと考える。
![]()
骨盤はトライアングルベースを捉え、内臓のスペースを確保することが大切だ。
![]()
骨盤と内臓の位置関係は人それぞれだ。
![]()
骨盤と内臓の位置関係により腰が入らない。
![]()
あるいは、内臓と骨盤の位置関係により股関節が動かしづらい。
![]()
トレーニングは腹をつくることが重要だ。
![]()