腕は、鎖骨と胸骨の胸鎖関節で動く仕組みになっています。胸鎖関節の運動が起こると、肩甲骨、肩甲上腕関節が可動します。このとき、肩関節(肩甲上腕関節)は、伸展、屈曲、外転、内転、外旋、内旋の運動を組み合わせ、動作をおこないます。体全体では、四肢と体幹が連動して動作をおこないますので、腕を動かす動作という動作は、実はとても複雑なことをしているのです。
▲解剖学アトラス 越智淳三=訳
投球動作が、自分の思い通りにならない場合や肩が痛いという場合、四肢と体幹の連動が上手くおこなわれていません。そのような場合は、肩関節の外旋と内旋、股関節の外旋と内旋、の運動が連動していないために、肩関節に負担がかかっていることが多いです。
快適な体の状態で、スポーツを楽しみたいものです!
【野球肩】投球動作の肩関節の外旋と内旋運動を見直す