名古屋の気温は40度を越えた。「今日も暑かったですね。」というフレーズは、この夏の決まり文句。日が暮れて日中の危険な暑さが和らいだころ、また割り練習会がはじまる。
初参加の方には、練習前に股割りのレクチャーをする。
1.ヒップジョイント
2.トライアングルベース
3.胸鎖関節
4.鼻棘耳孔線
5.足のMP関節
練習の開始は、牧神の蹄に乗って足の指から全身を調整する。牧神の蹄に乗るときは、足の指をMP関節から牧神の蹄の縁にフィットさせて立つ。足指から股関節のつながりが実感できるように、足の感覚と運動を養うことが大切だ。
股割りは、トライアングルベースが床と接触するポジションで行う。これは、股関節運動を円滑にするための、股関節がいつでも動き出し可能な骨格ポジションなのだ。トライアングルベースをキープできない、あるいは、実感が伴わない場合は、股下の高さを調節して、ベストポジションで股割り運動を行うことが重要だ。
8/23 「指先から身体を整える 機能回復のための所有感覚メソッド」(春秋社)