治療院に来院される方たちには、徒手検査法を用いて体の状態をチェックしています。その中で、「足関節-膝関節-股関節の連動」の状態をチェックしますが、良好な状態でありつづけるのは難しいと感じています。例えば、足首を外反した使い方、要は足首を捻じるような癖で脚を使っている場合は、足関節-膝関節-股関節の連動が正しくおこなわれません。がに股気味の脚の使い方とでもいいましょうか、骨の配列と関節運動の方向が反れていて、筋肉が正しく作用していないのです。足首の捻じれに気づき、脚をまっすぐに使えるようにしなければ改善しません。
先日、ランニングをされている方の希望で、150-130テンポのロウギアランニングをしました。その後、ゆっくりと走る動作の中で、右足が上がりにくいことに気づいて気になりはじめたそうです。速い動作では気づかなくても、遅い動作で気づくことがあります。これは足関節-膝関節-股関節の連動を良好な状態にすることが必要です。腿上げは、爪先から足を上げれるようにしましょう!
▲日本人体解剖学 金子丑之助著
「腿上げ」足をコンパクトに回転させるためのトレーニングの方法