本日は晴れ。鍼灸、マッサージ師の国家試験が終わり、合格発表を待つばかりの吉田君と春のトレーニングに励んだ。
国家試験の勉強つづきで、身体が鈍っているのか、下肢の筋に上手く力が入らない。股割り動作に必要な筋を収縮することができてはじめて股関節をコントロールすることができるようになる。これは、プロの治療師には必要なスキルだ。股関節をコントロールすることができるようになれば、下肢の調子が悪い人は、どこを動かすことができていないのかを理解することができる。私自身、調子が悪い人のことを理解しているつもりでいたが、スキルを身につけてからは、それが思い上がりに過ぎなかったことがわかる。生涯を賭けてスキルを高め続け、調子の悪い人の動きを理解していきたい。
動作をする際は、どのようなポジションで、どの運動方向で、どの筋肉の流れが作用すればよいのか、を観る。筋肉は、解剖学と運動学を身体で実感に変えて流れをつかみ作用させていく。

3月の東京講座は、3/14-3/15です。
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